施主: Société d’équipement du département du Doubs(sedD)et Société Anonyme Immobilière d’Economie Mixte de la ville de Besançon(SAIEMB)
チーム: アトリエ エムエフマーク
使命: 将来のリーゾナブルな不動産開発やデザイン
延べ面積: 不定
コスト総額: 賞金;5,000 €(3人の候補者で最大)
フェーズ: アイデアコンペ
年: 2017
場所: フランス共和国べサンソン市
コンセプト
建設コスト
計画敷地面積は、 8,500m²であり、そのうち45%は計画集合住宅の建築面積が占めている。
各住宅ユニットは、166 から 210m² の床面積である住戸で構成され、それらの床面積は、典型的な戸建住宅で頻著な170m²が目安として設定される。
RT 2012 は、計画案への適用が義務付けられており、建設コストへの増額コストとして付加出来る。
それは、妥当な試みとしてZEB(zero energy building)の計画に寄与する。
周辺都市文脈と生態多様性への包括
計画案は、緑化都市と命名された都市であるベサンソンに所在する。その都市は、文化価値のある街区を再活性化する切妻の赤色屋根の伝統的建物と現代建物で特徴づけられる。
計画集合住宅の敷地エリアは周辺都市基盤に於ける街区基準に順守した通り沿い配置される。
緑化エリアに当てられた敷地の大部分のエリアは隣地の住人に寄与し、季節ごとの色合いの移ろいや炭素貯蔵と云う木材の持つ環境配慮型の様相や機能と共に生物多様性を増強する。
敷地内では、垂直方向と水平方向での隣人との関係は、積上げられた住戸がプライバシー侵害についての暴挙や異なる利用者との紛争なしに円滑につながるアクセス性や快適な動線を与えるよう計画される。
例)車庫上のテラスはその住人にしか見えない。
テラス前の外壁は高い場所の窓を備えており、太陽光と自然風の進入しか許さないよう調整している。
持続可能で選ばれる集合住宅
集合住宅(中間的)は、戸建住宅と公営住宅の中間にあるが、前者の快適性や機能の延長上にあると定義する。
併し、公営住宅での重要なアイデアである、共有する事、は、ブロックの積み上げ、共有された動線、コミュニティー活動、私的空間と公的空間、半公的空間の間の相違を考慮して考案される。
不動産管理の最適化
建物のフートプリントは敷地の大部分を占めており、各機能は、敷地内での適所に配置され、物件管理と直接に関わる。
例)2つのブロックラインの中央に配置された外部空間は、あまり利用されない大きな庭でなく、むしろ、私的な管理運用、空間の利用頻度を増やす方向での動線や保育園、公民館そして主要出入り口の配置についての公共空間、半公共空間と云う不動産の分類により利用が最適化される。
車庫と交通手段分担
車庫は、2つの形態で計画される。1つは、建物ブロック内にある形態、そしてもう1つは、グループとした一体化した駐車場としての形態。
前者のソリュージョンは、連棟住宅に付随されるものであり、新鮮で新しいモデルを通常の状況に付加する。現況でのモデルの中では、箱型の個人車庫は、周辺への視野を破壊する戸建住宅の前後に配置されている実情がある。
後者のソリュージョンは、全住宅からあまり遠くない距離に駐車場を配置する。
それらの場所は、私的空間と区別され、定期的な清掃や修繕の為の個人車庫を搭載し、住戸所有者・利用者自身が管理する場所となる。
一方、交通手段の分担は、通りから直接駐車出来る個人車用に計画され、車庫に車がない場合に歩行者が通りから中央の空間やその逆方向に通り抜けられるようにも計画される。
他方、それらの交通手段の分担は、訪問者、搬入者、住人、ゴミ収集業者、消防隊や救急隊のような異なる利用者に適切に対応する。
いずれにせよ、基本的に、歩行者が、中央スペースへの通行や多方向に移動出来る全てのオープンスペースに於いて車の走行速度制限と共に優先される。