建築デザインコンペ:自然科学博物館の増築と部分的セキュリティー更新と改修工事                       (スイス連邦、ジェネーブ)

施主: ェネーブ市
チーム: アトリエ エムエフマーク
使命:自然科学博物館の増築、部分的セキュリティー更新と改修工事
延べ面積: 
増築 1,973m2, 既存棟改修 4,214m2 

コスト総額: CHF 36(百万)(税抜き)

フェーズ: コンペ、1段階
: 2017
場所: 
スイス連邦、ジェネーブ市

-既存の公園環境内の空間配置の質

 

この変容は、歴史的背景と保存に値する特定の場所との関連で議論されていることが強調される。
更に、自然科学と人間科学の博物館の機能は、関係する人類の歴史と自然科学の多くの堅実な要素や既存のものが持っている現代的な要素の感覚を保持する事である。

従って、新しい建物はこの意味を継承し且つ強調する事を意図し、大抵のプロジェクトプランニングに於いて環境への責任と云う価値を付加します。

 

・プロジェクト全般の建築的そして構造的資質。

既存の建物の再開発の為のプロジェクトの全般的機能とフロー管理の一貫性

 

既存建物のドラィコレクションとアルコールコレクションは各階で識別されており、新規に計画したコレクションは、 コンペプログラムにより規定され、それらの空間構成や機能配置を既存建物や前述の2つの建物間の連絡橋に合致させ、コレクション材を効率よく、良好に保護し、また、水平方向に近接した移動を可能とする。
更に、この計画は、専有部分とサービスコアによって明確に構成されています。
前者は、専有部分の空間を包括する一方、後者は、サービスコアを構成する。

 

新規建物の各フロアの水平動線の廊下は、同一建物中と既存建物の同一コレクションに導かれる。

これは、新規建物内の上階や新規建物と既存の建物との間にある、異なる繊細なコレクションへの垂直動線を大幅に減少させ、長い垂直輸送の行き戻りを減少させる。


更に、全ての動線軌道は、身体障害者、高齢者、幼少者のアクセシビリティの観点から計画され、ELVの待合室辺りには椅子やソファを有している。


又、高さ5m以上の階高の1階フロアーは、搬入用トラックが当該エリアに移動したり駐車する事を容易にする

構造的スパンは6m×12mであり、大きな構造中空鋼断面とH断面鋼大梁によって支持され、2.9mの床から天井までの高さを得る為にスラブ中に一部めり込ませます。

 

全フロアで、天井裏、スラブ下の空間は、設備機器を配置場所に充てられ、工事なしの迅速で容易な点検維持管理そして部品交換を可能とする。

 

床上の構造メッシュでは、大きな梁の間の小さな梁の数を増やすか、または梁の断面寸法を拡大することによって、重量コレクション材の荷重を補強支持する事が出来ます。

更に、構造的要件を満たす為に、構造ブレースは、専有空間やコアの縦断面および横断面に容易に設置出来ます。

 

前述のものは、新規と既存建物間の同種機能の隣接関係を考慮した、階別での縦横区画により、事故や大きなリスクに関連したコレクションの管理の問題の理解と運営に貢献します

展示建物は、一般動線や避難動線に沿い注意深くリノベーションされ、各プログラムのレイアウトと共に刷新されます

 

・内部空間の質

 

専有空間は、熱環境や照明を最適レベルに維持し、明らかに防災対策の必要性と共に、外部訪問者より博物館の研究者やスタッフが常時接するコレクションを維持管理する事に有用である。

具体的には、照明制御用ガラス窓、電気制御付き垂直ルーバー、反射棚は、静寂な環境でそれらを可能にする装置である。

 

因みに、窓ガラスは不透明(白)から透明になり、自然変化する雲を生じます。その全てが、シェーディング目的で太陽光線の透過によって生じ、全非常に生態的で科学的に芸術的なシーンを作り出します。

 

新規建物の属性は、HVAC装置の設置と消火対策に挑戦しています。

平面レイアウト計画に加えて、新規建物のファサードと外壁面は、非常に長い間保存されてきた既存建物の白色石貼壁に合わせて計画されています。


展示用建物はリノベーションされ、大部分の内観要素を残しつつデジタルサイネージ付きのリブや有機的な形状の現代的趣向の活用を目指しています。

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